毎日ニュースNo.628  危険な冬山(昭和41年)

山々はすっかり雪化粧して、厳冬期を迎えました。群馬県の天神平スキー場は、早くも色とりどりのヤッケを着て初滑りを楽しむスキーヤーがいっぱいです。休日ともなれば人の波でうずくまる谷川岳の入口土合駅。本格的な冬山シーズンを前にして11月だけでもう20人が尊い命を失いました。相つぐ山の事故に山登りを部分的に規制しようという動きが活発になり、群馬県では、「谷川岳遭難防止条例」を議会に提案しました。しかし何の不安気もない若者たちは、きょうも降りしきる雪をついて、積雪2メートルの危険な沢を登っていきます。


毎日ニュースNo.628 危険な冬山(昭和41年)

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