毎日ニュースNo.812  エベレスト隊帰る(昭和45年)

世界最高峰のエベレスト(8848メートル)に東南陵から二度にわたってアタックに成功した日本山岳会エベレスト登山隊の一行36名は20日元気で帰国しました。途中、成田隊員の急死という悲しい事件もありましたが、5月11日松浦、植村両隊員、そして12日平林隊員とシェルパのチョタレイ氏が東南陵から登頂に成功、またただ一人の女性隊員渡辺節子さんは、7985メートルのサウス・コルに登って女性の世界最高点到達記録を更新する成果をおさめました。


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毎日ニュースNo.660 夏山(昭和42年)

夏山シーズンも本番にはいり、どこの山も登山者で超満員。背後に穂高連峰をひかえたここ上高地は、色とりどりのハイカーや本格的な山姿の若者たちで溢れています。それを横目で見ながら黙々と涸沢の基地へ向かうのは長野県警山岳パトロール隊。7月下旬から8月いっぱい、穂高の山々から遭難をなくそうと地味な仕事を続けるのです。23日の日曜日にも補高だけで3件の遭難事故があり、パトロール隊の苦労は絶えません。


毎日ニュースNo.660 夏山(昭和42年)

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毎日ニュースNo.500 魔の山に魅せられて(昭和39年)

若い人たちの心を魅了する夏山。数多い山の中でも特に人気のある谷川岳は毎年登山客がドット押し寄せ、日曜日には登山カードを書きこむ登山客の長蛇の列が出来ます。しかしこの谷川岳は痛ましい遭難者を多く出す恐ろしい山としてもその名を知られ、今年に入ってからすでに9人の若い生命を奪いました。地元の群馬県水上町では山開きを前に昭和6年の開山以来394人に上る遭難者の大慰霊祭を営みました。僧侶250人を先頭に地元山岳会員の人たちは町内をパレード、天神平に設けられた式場にはわが子、われらの仲間を失った遺族、山岳会の人たちが多数が参列、僧侶のとなえる読経が山あいにこだまし霊よ安らかれと祈ります。”魔の山谷川岳を観光宣伝に利用する商魂も活発です。ある私鉄会社では延長2.2キロメートルのロープウェーを頂上を目のあたりに見れる天神峠までとりつけて「ほとんど歩かなくても”魔の山”の気分が味わえます」と客寄せに懸命。水上温泉から連日観光バス、自家用車が列をつらねてやって来ます。間もなく本格的な夏山シーズン、無謀なカミカゼ登山に目を光らせる警備隊の人たちもいそがしくなります。


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毎日ニュースNo.628  危険な冬山(昭和41年)

山々はすっかり雪化粧して、厳冬期を迎えました。群馬県の天神平スキー場は、早くも色とりどりのヤッケを着て初滑りを楽しむスキーヤーがいっぱいです。休日ともなれば人の波でうずくまる谷川岳の入口土合駅。本格的な冬山シーズンを前にして11月だけでもう20人が尊い命を失いました。相つぐ山の事故に山登りを部分的に規制しようという動きが活発になり、群馬県では、「谷川岳遭難防止条例」を議会に提案しました。しかし何の不安気もない若者たちは、きょうも降りしきる雪をついて、積雪2メートルの危険な沢を登っていきます。


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那須茶臼岳

8月3日那須茶臼岳にいます。雨、霧、曇り、チヨツトの晴れ間、そんな中、頂上に登りお釜をめぐつて来ました。怖い雷様には会いませんでした。 DSC_0486

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